狂う!

楽しいと苦しいを反復横跳びしている

 

ちょっと前は鬱のド底辺にいたのが薬の調整が入って少し気分が持ち上がるようになって、でもそれは一時的なものですぐにド底辺に落ちてしまう。この落差が激しく、1日に何回というには少ないくらい起きているのでとても苦しい。

 

 

 

家の中に残ってたお菓子を昨日食べ切ったので、近所のコンビニへ買いに行った。

もちもちパウンドケーキ、チョコチップクッキー、ミルクティーを買った。

バームロールが欲しかったけど売り切れていたので全部入ってるオリジナルアソートっていうのを買った。

 

公園でゆっくりしたい気分だったのでコンビニ近くの公園に行ってみた。

子供たちが遊んでいた。もうそんな時間か、と思いながらベンチを探したけどきゃっきゃっと楽しそうにする声が怖くて公園を出た。

コンビニから家へ帰る途中にも小さな公園があるのでそこに行った。

ベンチに座って早速買ってきたパウンドケーキを1つ食べる。甘くておいしい。熱めの紅茶と合わせたかったけど手元にあるのはミルクティーなのでそれをくぴくぴ飲んだ。

よくよく考えたけど、パジャマにパーカー羽織った姿でお菓子もぐもぐしてたら不審者って思われて通報されたりしないだろうか……。

ご近所さんの目線にビクビクしながら冷めてきたミルクティーを飲んでたら、トイ・プードル2匹(茶と黒)と散歩しているおじいちゃんが来た。茶の方のトイ・プードルが私の膝に前足を置いてクンクン嗅いでた。めちゃくちゃ懐いてくるじゃん。そんなことしてたら知らない人に連れ去られちゃうよ。

黒猫がやってきた。小柄だけど毛並みがつやつやしていた。右耳が桜カットされていた。男の子かな?トイ・プードルを連れているおじいちゃんがめっちゃ黒猫に話しかけている。よく会うのかな。黒猫が公園の砂場に行ったと思ったらウンコし始めた。そこ猫のトイレになってるんだ。入らなくて良かった。丁寧に砂かきしたら猛ダッシュして木に登り始めた。これがうんちハイかあ。元気だなあ。若いなあ。

家から出てみるとちょっとしたイベントがあって面白いな。

 

そうして家に帰ると急に体が重たくなって泣きそうになった。

楽しいことがあったのに急に鬱になる。しんどい。

楽しいと苦しいを反復横跳びしている。

 

あとどれくらい苦しめば救われますか?

何者

何者かになりたい。

 

何かの活動者になりたい。そう思ってクリエイターを目指していた。

昔から絵を描くことが好きだったので、きっとできると思っていた。

でも全然向いていなくて、大人になって絵が描けなくなった。

そんなこともあり、blenderを始めてみた。衣装を作ったり、小物を作ったりして色々と頑張ってきたが、結局それも向いていなかった。

 

昔から欲しがり屋さんだった。

これが手に入れば今よりも良くなれると思っていたのかもしれない。

でもそんなのは間違いで、イラスト初心者が液タブを買えば絵が上手くなると思い込んでいるのと同じだった。

少ないお金で色々なものを買った。沢山買って、自分にしっくりくるものを探し続けていた。結局どれもダメだった。

 

何者かになりたかった。

憧れの人がたくさんいた。そんな活動者になりたいと思っていた。

でも、そういう人たちって有名になりたいからじゃなくて、自分のやりたいことをやっているだけなんだよな。私とは目的が違う。これじゃあダメだ。

 

そもそも何で活動者になりたいんだろうって考えた。

そうだ、褒められたいんだ。何か成果をあげて、それで評価されたいんだ。

それは承認欲求の塊で、誰かに認めてもらいたいんだ。

 

成果。何をすればいいんだろう。何事にも他人を意識してしまう。

自分らしいこと。自分自身のことについて、このようにつらつらと語ることなら得意だけど。

 

今はここで自分のことについてよく知るためにカタカタと文字を打ち込んでいこう。

銀河鉄道の夜を読んだ

 

Amazon Kindleがセールされていた。

無事届いたので試しに銀河鉄道の夜を読んでみた。

 

どうして今更読もうと思ったのか。

 

実は小学中学の頃は小説を毛嫌いしていて、読もうと努力はしてみたけれど、字が細かくて読めたもんじゃなかった。小説を楽しそうに読んでいるクラスメイトが羨ましかった。図書室の宮沢賢治コーナーに並べてある本をいつか読めるようになりたいな…

 

そんな感じで大人になった今、宮沢賢治の代表作 銀河鉄道の夜を読むことにした。

 

わからない単語が多かったので検索しまくっていた。

内容もちゃんと理解できているかは怪しいけど、すごく、面白かった。

 

ラッコの上着の意味がよくわからなかったけど、ラッコは密猟が禁止されているということで理解した。ラッコは絶滅危惧種になっていて、実際、日本にいるラッコもだいぶ減ってしまって三重県鳥羽水族館にしかいないらしい。私の地元の水族館にも可愛らしいラッコがいたけれど、地元を離れたころには高齢で亡くなってしまった。

話が逸れた。お父さんは密猟者だなんて馬鹿にされたジョバンニのことを読んでいて悲しくなった。

 

銀河鉄道に乗ったシーンはあまり覚えていない。というか、話が急に変わるのでびっくりしていた。どうしてカムパネルラが乗っているんだ?とずっと謎だった。

 

鳥捕りの話は面白かった。

鴈を食べた!しかもお菓子!(お菓子ではない)宮沢賢治の発想がすごすぎる。

瞬間移動する鳥捕り。来ようとしたから来た。どうやって…??

 

氷山に当たって船が沈んだ話。タイタニックみたいだと思った。モチーフにされてるかもしれないけど。海に落ちたらここに来ていたらしいので、え、死者…?なんて思っていた。燃えている蠍は、さそり座と何か関係があるのだろうか。そこは調べてないのでわからなかった。

 

ジョバンニはカムパネルラに、どこまでもいっしょに行こうと言ったのに、カムパネルラは消えてしまった。野原にいる?お母さんのもとへ行ってしまったのか。

そういえば、みんなのほんとうのさいわいって何だろう。

 

夢から覚めたジョバンニ。ブルカニロ博士が出てきて、良い実験ができたなんて言われて混乱しなかったのかな。

 

カムパネルラがザネリを助けたあと見えなくなってしまった。

博士も諦めていた。銀河鉄道の途中でいなくなってしまうから嫌な予感はしていた。

 

銀河鉄道は夢の中なのに、現実とリンクしている?カムパネルラが本当にいなくなってしまうなんて。ということは、銀河鉄道を降りて行った人たちはみんな死んでしまったのだろうか。もしかして向こう側は黄泉の国で、天の川は三途の川なんじゃないかと思う。千と千尋の神隠しの電車のシーンと重なる部分があると思う。ほかの乗客とか、外にいる黒い影の者たちは、死んでしまった人たちだという説をどこかで聞いたから。もしくは、宮崎駿がこの銀河鉄道の夜からインスピレーションを受けたか。ありそうな気もする。

 

とても良い作品だった。出会えて良かったと思う。